まなぶくん
 
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砂糖について


Question 砂糖は「みりん」の代わりになりますか?
Answer

みりんも砂糖同様に甘いのですが、肉や魚の臭み消し、料理にコクや旨味を与える、煮くずれを防ぐなど砂糖にはない働きがあるので、砂糖はみりんの代わりにはなりません。

Question 黒砂糖が上白糖より甘ったるいのはなぜですか?
Answer

黒砂糖は糖蜜を含む「含蜜糖」に区分され、ショ糖以外の成分を15~20%含んでおり、カルシウムが0.3%ほどあります。そのため刺激性の甘味が強く、含蜜糖の名のとおり、甘ったるい強い匂い(糖蜜臭)があります。かりんとうや黒飴など、糖蜜の風味を生かした菓子やコクを強くしたい煮物に向いています。
上白糖は糖蜜を取り除いた、ショ糖の含有率(純度)が極めて高い砂糖です。砂糖は純度が高いほど甘味がさっぱりし、糖蜜臭もしません。

砂糖の甘さと種類の図
Question 黒砂糖は、買ったときによって味が少し違うような気がするのはなぜですか
Answer

サトウキビの作柄(できぐあい)により、製品ごとに色、匂い、味、固さ等にバラツキが生じることがあります。味の感じ方は個人差もありますので、少し苦かったり、しょっぱく感じる方もいるようです。
いずれも品質には問題はありません。グラニュー糖や上白糖は純度が高いのでこのようなことはまずありません。

Question 上白糖(白砂糖)はどうやって白くするのですか?
Answer

上白糖は漂白や着色がされているわけでなく、純度(ショ糖の含有率)が高い砂糖は、「ショ糖」の結晶が無色透明なので、光の乱反射で白く見えます。雪や氷が白く見えるのと同じです。
ちなみに、三温糖が黄褐色なのはミネラルが多いのではなく、製造工程で結晶化するのに煮詰めることを繰り返すために、加熱によってカラメル色素が生じるためです。

Question 砂糖が固まってしまいました。どうすればいいでしょう?
Answer

砂糖が固まるのは砂糖が乾燥したためです。上白糖は製造直後には0.8%位の水分を含んでいます。
ところが、砂糖のポリエチレン袋は空気も湿気も通しますから、湿気の高い場所に置けば水分を吸収し、乾燥した場所では水分が蒸発して、コチコチに固まります。

砂糖の結晶の表面は薄い蜜膜[ショ糖と転化糖(ブドウ糖など)と水の混合液]に包まれています。空気が乾燥すると、蜜膜は水分を放散してバランスを保ちます。ところが、水分を放散すると蜜膜が濃くなり、溶けていたショ糖が小さな結晶を作ろうとします。この時に、大きい結晶どうしをくっつけて砂糖の固まりを作ってしまうのです。

これを防ぐには、湿度の変化が激しくない場所へ保管するか、密閉できる容器に入れて保管します。固まってしまった砂糖はくだいて使います。霧吹きで少し水を噴霧しても構いません。水分が幾らか少ないだけで、変質はしていませんので食べても心配ありません。

Question 砂糖を長期間放置しておいたら黄味がかってしまいました。使えますか?
Answer

上白糖が黄ばんだり、三温糖などの色が濃くなっても、アルコール臭がしなければお使いいただけます。
味噌やめんつゆなども時間とともに少しずつ褐変していきます。この色の変化は主に糖分とアミノ酸が反応して起こるもので、メイラード反応、またはアミノカルボニル反応と呼び、害はまったくありません。

砂糖の中には、原料のサトウキビや甜菜に含まれていたアミノ酸が微量ですが残っています。砂糖を長い間保存しておくと、上記のメイラード反応が起きて褐変するのです。
空気に触れている面、温度の高い場所ではこの反応が早く進みますので、長期間保管する場合は、密閉容器に入れ、なるべく温度の高くならない場所に保管しましょう。
砂糖は塩、ブランデーと同じく、数年以上たっても品質に変化が見られないことから、賞味期限の表示をしなくてもよいとされています。

Question 黒蜜を家庭で作ることはできますか?
Answer

作り方はとても簡単です!

  1. 黒砂糖とほぼ同量または少な目の量の湯を沸かし、細かく砕いた黒砂糖を溶かし入れます。
    例:黒砂糖 200g、湯 150~200cc
  2. 鍋を火にかけて弱火でかき混ぜながらトロミがつくまで煮詰めます。好みでレモン果汁を加えます。
  3. あら熱が取れたら冷蔵庫で保存します。
Question 白砂糖は酸性食品なので体に悪いと聞いたことがありますが、本当ですか?
Answer

酸性食品、アルカリ性食品という分類方法は存在しますが、「酸性食品が体に悪い」というのは、医学的には「ヒトは恒常性維持機能(ホメオスタシス)があるため意味がない」というのが定説です。逆に、ある食品が「アルカリ性だから体によい」という表示や広告を行った場合に、公正取引委員会が「健康上特段の意味を有しないのに有益であるかのような誤った認識を消費者に与え、一般消費者の商品選択を混乱させることになるので「不当表示」の恐れがある」として指導した例もあります。
つまり健康への影響は気にする必要はないのです。

酸性食品とは、食品を燃やして灰(無機質)だけにしたとき、酸性のもとになる物質(硫黄やリンなど)が多い食品で、一般に肉や魚などのタンパク質食品や穀物がこれに属します。
反対に、残った灰にアルカリ性のもとになるカリウム、ナトリウム、カルシウムなどの物質の多いものがアルカリ性食品で、果実や野菜がそうです。

白砂糖は、純粋に近い炭水化物ですから燃やせば水と炭酸ガスになり、わずかに残る灰(0.02%以下)を分析すると、アルカリ性にも酸性にもなることがあります。さらに純度が高く、ほとんど灰分のない砂糖の場合は中性になり、黒砂糖はアルカリ性になります。

人間の体は、体液のpH(酸・アルカリ度)を中性に近い一定の状態に保つ仕組みがあります。例えば、肉を食べて体内にリン酸や硫酸ができると、これらは体内の重炭酸アルカリで中和されます。体液がアルカリ性に傾けば、体内で生成される炭酸ガスと水で中和され炭酸塩となって排出されます。ですから、健康な人であれば、酸性の食品を少々多く食べたからといって、血液が酸性化して体に悪いということはありません。

参照 : 『アルカリ性食品、酸性食品の誤り』第一出版、山口迪夫(著)

Question 白砂糖はビタミンB1やカルシウムを奪うのですか?
Answer

五大栄養素のうちの糖質は、体内でエネルギーとして利用する際に、ビタミンB1が消費されます。たとえばご飯やパスタ、パンなどの糖質を含んだ食品や砂糖を摂取すると、それを体内で利用するためにビタミンB1が消費されますが、白米や白砂糖にはビタミンB1がほとんど含まれないため、このようなことを一部の人達が主張しているようです。白米と比べて、ビタミンB1が多い玄米でも糖質が含まれますからビタミンB1は消費されています。ですから白米や白砂糖を利用する場合は、他の食品からビタミンB1を摂取するように栄養のバランスを考えた献立が大切になるということです。
カルシウムも白砂糖にはほとんど含まれず、甘い物が虫歯の原因になると言われることから白砂糖が悪者にされることがあるようです。実際には、砂糖の摂取量と虫歯の発生率は比例しないので、これらは医学的に正しいとは言えません。虫歯の発生はプラークコントロールが鍵を握っています。